メトロ12号線、アベス駅(Abbesses)はモンマルトル界隈へアクセスするのに最も便利な駅で、映画「アメリ」では、インスタント写真を収集しているニノと通りすがりのアメリが出会う場所として撮影に使われた駅でもあります。
モンマルトルは緩やかな坂道を登った界隈であり、その中心にあるこの駅は、ホームから出口までかなり距離があります。
そのため、パリのメトロでは珍しくエレベーターが設置されていて、楽々地上階まで登ることは出来るのですが、時には頑張って、階段を使って地上へ登ってみてはいかがでしょうか。
アベス駅(Abbesses)は、地上階までは螺旋階段になっていて、階段に沿って6枚の絵が描かれています。
そのどれもがとってもファンタジックで可愛らしく、まるで絵本の挿絵のよう。
芸術が栄えたモンマルトルならではの志向です。
お花畑にいるような絵があるかと思えば、夕焼けの丘の上からエッフェル塔やモンパルナスタワーを眺めているような気分になる絵、幻想的な空飛ぶペガサスに夢心地になったり、可愛い子供の鼓笛隊の絵に思わず微笑んだり・・・
壁絵を楽しみながらぐるぐると階段を登っていけば、地上まであっという間!知る日とぞ知る、アベス駅の隠れスポットになっています。
ここに壁絵を書くことを発案した人は、メトロを利用する人にとって苦しいこの螺旋階段を、楽しい気分で登ってほしいと願って考え出されたのではないでしょうか。
メトロの階段の壁絵にしては細かく繊細に描かれていて、見ごたえ十分です。
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