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ラ・フォンテーヌ通り(Rue la Fontaine)

アール・ヌーヴォー建築が見られる通り

パリ16区、パッシー地区(Passy)の南にある通りのラ・フォンテーヌ通り(Rue Jean de la Fontaine)の周辺は、アール・ヌーヴォーの建築家エクトール・ギマール(Hector Guimard)がデザインした、アール・ヌーヴォー建築が随所で見られる通りです。

アール・ヌーヴォーとは19世紀末に流行した芸術運動で、花や植物をモチーフとした曲線の組み合わせが特徴的な芸術。

アール・ヌーヴォーの流行とギマールの作品の名残が、パリの至る所にあるメトロの入り口や、老舗カフェなどで今でも見ることが出来ます。

Rue La Fontaine

ギマールの初期に手掛けたものも

ギマールが初期に手がけた仕事がラ・フォンテーヌ通り14番地のカステル・ベランジェ館(Castel Beranger)で、入り口の優美な門扉がこの通りで一際目を引いています。

窓周り、門扉の奥にも凝ったデザインが施されているので必見です。

ギマールは、この仕事でパリ市から賞を授かり、メトロの入り口のデザインを手がけることになりました。

モーツァルト通り122番地の自宅

ギマール自宅
出典:http://walkinginthecountry.blogspot.jp/

その他、ギマール作品で彼の実力が発揮されたのが、モーツァルト通り122番地(Avenue Mozart)の彼自身の自宅だった建物。
建物が丸ごと一つ、彫刻作品のようです。

他にもこの通りを歩いていると、ところどころでアール・ヌーヴォー建築が見られるので、散策しながら探してみましょう。

Rue Jean de la Fontaine

 Rue Jean de la Fontaine – 75016 Paris
 9番線:Jasmin
  10番線:Église d’Auteuil
  9・10番線:Michel-Ange-Auteuil

[2017/01編集]

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